TOP
ホテルオークラ
Hotel okura
1962.5-
東京都港区虎ノ門2-10-4
http://www.hotelokura.co.jp/
tokyo/index.html

 昭和39年東京オリンピックを控えた昭和37年旧大倉邸跡地に建てられました。創業から世界のVIPを迎える日本を代表するホテルとして今日もその名を高めていますが、戦後の開業ということもあり、ホテルラベルとしては下のもの(ステッカータイプ)しか見たことはありません。タグラベルも同様の形を使用していたもので、色違いは当時の団体用の色分けだったのでしょうか。
 都内でいつでも足を運ぶことが出来る、虎ノ門近くのホテルオークラでしたが、ようやく足を運びました。それはこの8月(2015年)で本館の営業が終了し、建て直すということとなってしまったからです。政財界のご用達のようなホテルなだけに、気軽に足を運ぶようなホテルではなかっただけに、足が遠ざかってしまっていました。最初で最後のこの姿でした。下の写真の手前に写る大倉集古館も2014年4月から4年の計画で建て替えということで、休業していました。上の写真を見るだけでも、周りには高層ビルだらけ。建て替えて此処が同じく高層ビルになっても別段おかしくないのかもしれないが、どこにでもあるような高層ビルのホテルには矢張り趣を感じないのは私だけでしょうか。営業は隣の別館で本館と同じイメージを作り継承してゆくようですが、ラベルも同様に継承し、特別なホテルとしての格を示すホテルラベルが再度作成されることが望ましいのですが。

2015.08
 左と下の5種のタグラベルは初期のものであり、上のラベルは2015年現在使用しているものでした。シンボルマークが富士山からイチョウの葉に変わっていました。ここでも色分けしていて、用途に応じて使い分けているのでしょう。少なくなって、シンプルになってきているラベルの傾向からすれば、色変えのタグを使っているのはまだ良いほうといえるのかもしれない。とはいえ、紙質は薄くなっていました。