パレスホテル東京
Palace hotel tokyo
1961.10-
東京都千代田区丸ノ内1-1-1
http://www.palacehoteltokyo.com/
パレスホテルはホテルのHPの歴史のページにも明記されているように、この地には戦後「ホテルテイト」がありました。お堀からのホテルの姿は今回の改装で三代目となります。
2009年に改装が始まり、ようやく2012年5月17日にグランドオープンをはたしました。改装直前に頂いたラベルからどのように変っていたのかが楽しみで早速開業当日に御伺いいたしました。
頂いたのは預かり荷札でした。もうかつてのホテルタグは発行していないようでした。
大手町の地下鉄からも直結してゆくという。ちょうど開業の日、駅の広告にグランドオープンの広告を見つけた。
2009年から待つこと約3年。どのような姿をこのお堀から見れるのかを期待していた。しかし直面した姿は近代的な高層ビルと化していました。東京という都会にあってはそのような変化は仕方の無いものなのかもしれません。
ホテルラベルもまたしかりで、かつての旅の記念のものとしての意味は無くなってしまったようです。キャピトル東急でも同様に感じたことですが、ホテルの高層化、近代化によってホテルのありかたも変ってきていると実感されます。ホテルとしての役割は、単に旅の疲れをとる宿というものだけではなりたたなくなってきているのかもしれません。
グランドオープンの日、場違いな立ち寄りではあったのですが、館内は盛況で、多くの来賓で忙しい時間でもありました。落ち着いてきたらまた立ち寄ることになりますが、自分なりの立場でこの場を楽しむというのがふさわしいのかもしれません。
単に宿としてのものだけではない楽しみ方が味わえるのが今日の都会のホテルといえます。リッチな気分を現代のデザイン化された空間で楽しむこと。次回の散策でそれらを確かめたいと思っています。
2012.5.17
2008
左のラベルが2008年に訪れた時に頂いたものです。上記のラベルとは大きく趣を変え所謂現代的なものになっていました。
上の台形のラベルに描かれている王冠のマークはそれ以前の「ホテルテイト」に使われていたものを継承したものでした。ホテルラベルも2種知っていますが、どちらもこの王冠を使い、一番上のタグのロゴ(下のパンフにも見られる)を使っていました。左のロゴに変ったのはいつの頃だったのかはっきりは聞けませんでした。
今回の改築再開業によって、シンボルマークもロゴも変ったようです。ホテルテイトから続いた王冠マーク、改装前もまた違ったものでした。以前の書体は特徴的なものでしたが、今では普通の書体に。ここらへんももう少しこだわってもらいたいものなのですが。
パンフレットも自社HPでダウンロードする形になっており紙媒体にはあまり頼らない傾向となるのは今日の趨勢なのでしょうか。
年月を経て、かつての姿を、様子を知るにはやはり紙媒体は必要ですね。